歯車党日記

オタク系フリーライター&編集者・石黒直樹の徒然日記&コラムです

週刊文春が大河ドラマ『新撰組!』の時代考証を批判

04/01/18-02:16
『ゲーム脳』関連記事の一件以来、俺の中では特級クソ雑誌として認定されている週刊文春ですが、新聞広告で早速『新選組!』バッシングをかましたことを確認。これより先に、ドラマに合わせて新装刊された『冗談新選組』(イースト・プレス刊/みなもと太郎)に収録されていた三谷幸喜とみなもと太郎の対談を読んで「今回は近藤・龍馬・桂が江戸にいた頃顔見知りだったということにしてあります」というのを読んでいたので、文春が突いてくるのもそこらへんかなと思っていたら、案の定そうだったので思い切り萎えましたわ。これがドキュメンタリーとか研究論文とか言うのならともかく、あくまでフィクションであるドラマにおいて「時代考証がおかしい」「歴史の捏造だ」と騒ぎ立てることに、どれほどの意味があるんだろうか?

 そもそも、歴史に名を残した人物の行動全てを客観的に記録した文献など存在しない。関係者の証言にしても、本人の日記にしても、語り手・書き手のとらえ方や立場によって大なり小なりの歪みが加わるものなのだから。件の記事で『新選組!』を批判している人たちが根拠とする『史実』が本当に正しいものだと、誰が言い切れるのか? それに新選組に関する様々な記述自体が、多くの人によって語り継がれてきたおかげで「史実と創作の区別」が付けにくい代物なのだから(その最たるものが「沖田総司は美青年じゃなかったらしい」というものだろう)。

 どっちにしろ『新選組!』が大河“ドラマ”と銘打っている以上、客観的な史実である幕末の情勢の推移にウソをつかない限りは、細かいエピソードの創作は許されて当然だろう。記事で槍玉に挙げられていた「近藤・桂・龍馬が顔なじみ」というエピソードにしても、三者が同時期に江戸周辺にいたのであれば顔を合わせた可能性はゼロではない。ならばドラマを盛り上げる要素としては十分許されるはずだ。さらに三谷氏は、今回のドラマのオリジナル要素として「近藤と一緒に処刑されたことは記録されているが、何故かどの文献にも名前が記されていない新選組隊員」を描くとのこと。この点だけでも『新選組!』が、今までの新撰組物とは違う何かを見せてくれそうな期待感を抱かずにはいられない。偏狭な評論家と叩きしかできない三流雑誌は、こういう要素すらも叩くことしかできないんだろうな……。

 とりあえず、久々に毎週チェックしたくなる大河ドラマには違いないので、石黒はRDを駆使して全話DVD化する予定です。地上波・BS・BSデジタルと週に三回録画チャンスがあるので、録り逃しても補完はしやすいし。ただ心配なのは、三谷ドラマは当たり外れが激しいという点ですか(笑)。『竜馬におまかせ!』は個人的には大はずれだったし(;´Д`)。ググってみたら意外と「面白かった」って書いてる人が多いんだけどね。
●関連
子どもの脳が危ない 医学博士・森昭雄氏講演in越谷コミュニティーホール(1/17の日記)(Why does my soul feel so bad? )

 これをネタにして、また文春が煽り記事を載せてくる悪寒。2ちゃんの文春スレッドによれば、今度は任天堂とSCEの2大ハードメーカーを「ゲーム脳によって少年犯罪を増やしている元凶」として叩くなんて言ってたらしいし。まあ文春ならやりかねないが。

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( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー

Posted by 石黒直樹
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